2019.9.25(水) 「研究力向上セミナー~科研費獲得に向けて~」開催いたしました

奈良女子大学では、科学研究費の獲得増加を目指し、9月18日に「科学研究費説明会」、9月25日に「研究力向上セミナー~科研費獲得に向けて~」を開催しました。 「科学研究費説明会」では、延べ109名が参加し、冒頭、今岡学長から、本学の科研費採択状況の分析結果をもとに、科研費獲得の意義を述べた上で、積極的な応募を呼びかけました。 説明会は二部構成とし、第一部では、研究不正防止並びに研究費不正使用防止の研修会として実施しました。まず、藤原副学長(研究・情報担当)から、研究不正行為防止の取組みや研究倫理意識について説明があった後、林財務課長から、会計手続き上の留意事項や、不正防止に向けた本学の体制整備状況について説明を行いました。第二部では、研究協力課の担当者から、令和2(2020)年度科研費公募の変更点や申請手続き、計画調書作成上の留意事項などの説明を行い、参加者は熱心に耳を傾けていました。

「研究力向上セミナー~科研費獲得に向けて~」では、講師にロバスト・ジャパン株式会社の松塲里弥氏をお迎えし、若手研究者等延べ29名が参加しました。同セミナーは、文部科学省科学技術人材育成費補助事業「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」の一環として行ったものです。   松塲氏には、科研費申請戦略について、自身の研究者としての経験やこれまでの科研費申請支援の実績を踏まえて、より採択されやすい申請書の書き方に関して実例を交えて講演を行っていただき、理解を深めることができました。特に、科研費新様式の攻略として「学術的問い」を中心に記述することの重要性や審査結果の点数の見方など、審査員の視点からより採択されやすい申請書を書くためのポイントなどがわかりやすく解説され、参加者にとっては初めて聞く内容もあり,大変有意義なセミナーとなりました。

 

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http://www.nara-wu.ac.jp/nwu/news/2019news/2019092502/2019092502.html